2026年10月3日、塔ノ岳の大倉尾根を往復してきました。塔ノ岳は今回で6回目。いつもの日帰り装備から、水と食料込みで13.6kgのテント泊装備に変えて、歩いたときの負担やザックの背負い心地を確かめることが目的です。
序盤は思っていたより快調でしたが、階段が続くにつれて疲れがたまり、山頂手前では肩と腰が痛くなりました。最後まで歩けた一方で、テント泊に向けて背負い方を見直す必要も感じた一日でした。
この記事では、大倉尾根のアクセス・駐車場・登山道の様子と、重い装備を担いで気づいたことを紹介します。
今回の記録で分かったこと
- 見晴茶屋を過ぎてからは木の階段が続き、荷重による疲れを強く感じました。
- ザックが通行の邪魔になる場面はありませんでしたが、バランスの崩れや肩・腰の痛みがありました。
- 下りでも疲れが残り、テント泊前にフィッティングとパッキングを改善したいと感じました。
今回はテント泊装備を持った日帰り登山です。テントの設営や宿泊はしていません。
今回の登山概要とヤマレベル
| 山名 | 塔ノ岳 |
|---|---|
| 登山日 | 2026年10月3日(土) |
| ルート | 大倉尾根往復(大倉〜塔ノ岳) |
| 人数 | 1人 |
| 天気・路面 | 曇り。一部ぬかるみあり、ほとんど乾いていた |
| 距離 | 13.5km |
| 所要時間 | 5時間57分 |
| 累積標高差 | 上り1,301m/下り1,302m |
| 活動記録 | 7:31〜13:28(駐車場周辺からの移動を含む) |
| ザック総重量 | 出発前13.6kg/下山時12kg(実測) |
距離・時間・累積標高差はYAMAPの活動概要、活動記録の時刻は本人のGPXをもとにしています。私の所要時間であり、標準コースタイムではありません。
ヤマレベルで確認した大倉尾根往復のルート評価は、総合レベル26でした。数値はルートの評価として掲載し、13.6kgを担いだ今回の疲れ方は本文で説明します。
ヤマレベル · ルート評価
塔ノ岳|大倉尾根
大倉から山頂まで往復
- 体力
- 33
- 技術
- 20
- 高所経験
- なし
大倉尾根のルートマップ|地点から本文へ移動
今回は大倉から見晴茶屋、堀山の家付近、花立山荘を経て塔ノ岳へ登り、同じ大倉尾根を下りました。地図の番号を選ぶと、その地点の写真と本文へのリンクが表示されます。
番号から各地点の本文を読めます。背景地図を読み込み中です。
ルート線は本人のGPX、番号は写真のGPSを目安に配置しています。写真の時刻は撮影時刻です。近い地点は、地図を拡大すると選びやすくなります。地点一覧は地図を読み込めない場合も本文への目次として使えます。地図は記事の行程を理解するための補助です。
背景地図:国土地理院・地理院タイル/ルート線:2026年10月3日の本人のGPX記録
アクセス|川崎から大倉へ車で約1時間50分
川崎駅周辺を5:30に出発し、7:20に大倉駐車場へ到着しました。首都高、東名、新東名を利用し、秦野丹沢スマートICで降りるルートです。
大和トンネル付近では渋滞がありましたが、この日の移動で狭い道やすれ違いに困る場面はありませんでした。ICから駐車場までの移動も快適に感じました。
① 大倉駐車場|第一は満車、第二へ駐車
7:20到着時、第一駐車場は満車でした。一方、第二駐車場は空いていたので、今回は第二へ停めました。空きは目測で約30台あるように見えました。

実際の支払額は800円で、Suicaを使いました。駐車場内にトイレがあり、停めた場所から約1分でした。

公式案内も確認しました
秦野戸川公園の公式案内では、普通車の土日・祝日の料金は3時間以上で当日最大800円。入庫可能時間は6:30〜21:00で、出庫は24時間可能です。
2026年10月4日確認。料金・利用時間は変更される場合があるため、出発前に秦野戸川公園のアクセス・駐車場案内をご確認ください。

② 登山口から見晴茶屋へ|序盤は快調
駐車場から登山口までは、私の感覚では徒歩約5分です。大倉バス停やレストハウス周辺を通り、大倉尾根の登山口へ向かいました。

登山口へ向かう際は、標識と地図で大倉尾根方面を確認します。鍋割山方面のルートもあるので、周囲の登山者についていくより、自分の目的地を確かめて進みたいところです。

序盤は舗装路から登山道へと変わり、緩やかな登りが続きました。一部ぬかるみはありましたが、路面はほとんど乾いていました。途中には木のベンチもありました。
13.6kgを背負っているので、いつもより足が重い感じはありました。それでもこの段階では体調は快調で、思っていたほど大きな変化は感じませんでした。
③ 見晴茶屋から花立山荘へ|階段で疲れがたまる

見晴茶屋を過ぎると、急な木の階段が続くようになりました。序盤とは違い、ここからが本番という感覚です。少しずつ息が上がり、いつもより早く疲れがたまると感じました。

山小屋付近の木の椅子で休み、トレイルミックスやスポーツ羊羹を食べながら進みました。
このあたりで気になったのが、よそ見をしたときに軽くバランスを崩すことがあった点です。私は、荷物の詰め方で重心が偏っていたのではないかと感じました。大きなザックが通行の邪魔になる場面はありませんでしたが、いつもの装備とは違う歩きにくさがありました。
④ 堀山の家付近ではテントの売店を見かけた

堀山の家付近では、テントが建てられ、食料や飲み物が販売されていました。
秦野市の2026年1月12日の火災の状況報告では、堀山の家の全焼が記録されています。上の写真と販売の様子は私が10月3日に見たもので、山小屋の全面的な復旧や今後の営業を確認したものではありません。
⑤ 花立山荘までの階段と混雑


この日は登山者が多く、登りでは常に視界に10人ほどいるような印象でした。幅のある区間ではすれ違いに困ることはほとんどありませんでしたが、1人分ほどの幅の箇所では渋滞していました。

花立山荘まで来る頃には、階段の多さと荷重による疲れを感じていました。今回は前回の所要時間や荷重と数値で比較していませんが、体感ではいつもの日帰り装備より疲れが早くたまりました。
⑥ 花立山荘から塔ノ岳へ|狭い木道と最後の登り
花立山荘からは、少し登っていったん下り、その後に最後の登りが続くという感覚でした。ここでも木の階段が続き、山頂手前の登りが特にきつく感じました。
この区間では肩と腰が痛くなり、ザックのフィッティングが合っていないのではないかと思いました。ただ、途中で背負い直しや調整はしていません。原因はまだ確かめられていないため、次回に向けて見直したい点です。

途中には斜面沿いの道幅が狭い木道もありました。写真のような場所では、足元と周囲の登山者を確認しながら通りたいところです。私の記録では崖崩れの箇所としていますが、発生原因や時期までは確認していません。
⑦ 塔ノ岳山頂|曇り空でも温かい昼食が楽しみ

山頂は曇りで雲がかかっていて、富士山は見えませんでした。展望は少し残念でしたが、風は弱く、私は半袖でも寒さを感じず、快適に過ごせました。
山頂は人が多く、座れる場所の約7割が埋まっているように見えました。広い山頂でも、週末は休憩する人が多い印象です。

バーナーでお湯を沸かし、五目リゾットとチキンを食べた
昼食はモンベルの五目リゾットと、ガーリック味のサラダチキン。持参したバーナーでお湯を沸かして食べました。
特にサラダチキンがおいしく、今回の山頂での楽しみになりました。テントや寝袋は荷重の練習として持ち運んだだけですが、バーナーと調理器具は実際に使っています。
下山するときは大倉方面を確認

山頂からは丹沢山方面など、今回とは違うルートへ進む道もあります。下山前に、地図と標識で大倉方面を確認しておきたいところです。
小話|山頂でSiriに質問してみた
山頂では電波が届いていないと思っていたのですが、Siriにその場で質問すると回答が返ってきました。山の上でもAIを使えたのは驚きでした。

通信状態を厳密に検証したわけではなく、今回の体験として紹介しています。AppleのSiriの利用案内ではインターネット接続が必要とされています(2026年10月4日確認)。
⑧ 大倉尾根を下山|疲れた足で階段を下る
下りでは人がばらけて、登りより空いてきました。ただ、階段を下り続けるうちに疲れが残り、転びそうになる場面もありました。
肩と腰の痛みは下山中に増し、止まっていると足がプルプル震えました。膝や足裏に痛みはありませんでしたが、疲れと負担は感じていました。登りを終えたあとも、下りを歩く余力が必要だと感じた区間です。

この日は私自身、滑りやすさは感じませんでした。それでも階段の多い下りでは、疲れて足元への注意が落ちないようにしたいところです。路面や天候が違えば、歩きやすさも変わります。

登山道では位置番号のある案内板も見かけました。何かあったときに自分の場所を伝える手がかりになるので、目に入った案内を確認しておきたいと感じました。

登山口近くでは水飲み場の案内も見かけました。ただし、今回は水を汲んだ記録がなく、当日の給水の利用可否までは確認していません。
活動記録は13:28まででした。下山時のザック総重量は実測12kg。出発前より軽くなっていても、肩・腰や足への疲れは残っていました。
持参した装備・行動食・水の使用量
13.6kgのテント泊装備で歩いた
ザックはモンベルのチャチャパック60を使用しました。出発前にラゲッジスケールで量り、水と食料込みで13.6kg。テント・寝袋・マット・バーナーなど、テント泊を想定した装備を持参しています。
| 装備 | 当日の記録 |
|---|---|
| ザック | モンベル チャチャパック60/使用 |
| 登山靴 | モンベル マウンテンクルーザー400/使用 |
| 肌着 | ミレー ドライナミックメッシュ/着用 |
| Tシャツ | モンベル ジオライン/着用 |
| ミドルレイヤー | モンベル トレールアクション/持参 |
| レインウェア | モンベル ストームクルーザー/持参 |
| 防寒着 | 持参 |
| ストック | 持参・使用 |
| 帽子・手袋 | 持参 |
| 地図・活動記録 | YAMAP |
| テント・寝袋・マット | 持参/今回は使用せず |
| バーナー・調理器具 | 山頂の昼食で使用 |
持って歩くだけで終わった装備と、山頂で使用した調理器具を分けて記録しました。テント泊装備全体の使い勝手を確認できたわけではありません。
実際に食べた行動食と昼食
| 食べたもの | 量・食べた場所 |
|---|---|
| トレイルミックス | 200g |
| スポーツ羊羹 | 3本 |
| ラムネ | 5粒 |
| モンベルの五目リゾット | 山頂の昼食 |
| ガーリック味のサラダチキン | 山頂の昼食 |
上の行動食の量は、持参量ではなく実際に食べた量です。山小屋付近の木の椅子で休んだときなどに食べました。
水は3L持参、飲水と調理で合わせて1L使用
水は3L持参し、飲水と調理を合わせて1L使いました。残りは2Lです。飲んだ分と調理に使った分は、別々には記録していません。
これは曇りだった今回の私の記録です。季節や気温、行程、体質によって必要量は変わるので、同じルートなら1Lで足りるという目安にはしていません。
テント泊装備の練習で見つかった改善点
フィッティングとパッキングを見直したい
今回の一番の課題は、肩と腰の痛み、そして歩いているときのバランスでした。下山後には肩と腰が腫れたと感じました。
私は、ザックのフィッティングが合っていなかったことや、荷物の重心が偏っていたことが影響したのではないかと考えています。原因を確かめられたわけではありませんが、次回は背負い方と荷物の配置を調整してから歩きたいです。
途中で背負い直しをしていないので、調整すればどの程度改善するかも今回は分かりませんでした。この点を、次の練習で確かめたいと思います。
下りと翌日の疲れまで確認できた
登山前は睡眠5時間で、出発時には疲れを感じていませんでした。それでも重い装備を担いだ今回は、いつもの日帰り装備より疲れました。
翌日は筋肉痛があり、体を起こすだけでも痛いほどでした。山頂まで登れたことだけでなく、下りの疲れや翌日の状態まで含めて、テント泊に向けた負担を知る機会になりました。
まだ試せていないこともある
今回確認できたのは、主に荷物を背負って日帰りで歩くときの感覚です。テントの設営・就寝、荷物を背負って連日歩くこと、低温や高山での対応は、別の機会に確認する必要があります。
大倉尾根を歩き通せたことで、本番のテント泊でも同じように歩けると判断するのではなく、まず今回見つかった背負い方の課題を改善したいと考えています。
初めて大倉尾根を歩く人へ
6回目の塔ノ岳を歩いた私の感覚では、今回の大倉尾根は技術的な難しさより、長く続く階段と体力への負担が印象に残るルートでした。
道は整備されていると感じましたが、狭い木道や、疲れた状態で下る階段には注意が必要です。山頂を目指すときも下りを含めて余力を考え、疲れが強ければ無理をせず引き返す判断をしたいところです。
私は慣れたルートで荷重練習をしましたが、初めて歩く人に13.6kgの荷物をすすめるものではありません。まずは自分の装備と体力で、登りと下りの負担を確かめることが大切だと感じました。
今回の練習を次のテント泊へつなげる
塔ノ岳6回目の今回は、大倉尾根を13.6kgのテント泊装備で往復しました。序盤は快調でも、階段が続くと疲れがたまり、山頂手前から肩と腰に痛みが出ました。
背負い方の課題に、本番のテント泊前に気づけたことが今回の収穫です。次回はフィッティングとパッキングを調整し、歩いているときのバランスや、下りまで含めた疲れ方を確かめたいと思います。
参考情報
- 秦野戸川公園:アクセス・駐車場(料金・利用時間/2026年10月4日確認)
- 秦野市:2026年1月12日の林野火災の状況報告(堀山の家の被害/2026年10月4日確認)
- Apple:Siriの利用案内(通信に関する補足/2026年10月4日確認)
- 国土地理院:地理院タイル一覧(背景地図)
この記事の体験・写真・活動記録は2026年10月3日のものです。混雑、路面、営業状況は当日の観察と感想として記載しています。


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